韓国語の敬称「씨(シ)」を使うときのルールの続きです。
韓国語では姓のみに氏を付けない
韓国語においては「씨(シ)」は「姓・名」セットになったフルネームに씨を付けるのが原則です。
非常に親しい間柄で名前にだけ씨を付ける事はありますが、姓にだけ씨を付ける失礼な感じになるようです。
例えば、法務省の帰化申請書見本で有名な金龍作さんであれば「김용작씨」とすべきで「김씨」とは呼ばないのです。
「김씨」は一族としての金氏を指す場合以外は一般的には使用しません。
あと韓国戸籍(家族関係登録簿)の表示上は明治時代以前の戸籍で母欄の姓名などにおいて韓国姓は判明しているが名前は良くわからないというような際に「金氏」などと表示されている事があります。
そんなこともあって「金某氏」のように聞こえるのかもしれません。
何れにしても、韓国人に対して姓+氏で呼ぶのは避けた方が無難なようです。