改正台湾戸籍の翻訳で気を付けなければならないこと

 台湾の新式戸籍において翻訳者が少し気を付けなければならないことがあります。
 それは裏面にある戸政事務所のスタンプ等発証者事項とともに押されていた発証日期のスタンプが無くなったことです。

 旧式台湾戸籍ではこのスタンプで証明書の発行日を担保していたのですが、新式戸籍からは表の発証日期が正式な発行日の表示となります。

 韓国戸籍(家族関係登録簿)でもそうですが、戸籍専門の翻訳者は発行元毎の発行者名書式を持っていますので、大きな書式変更がなければ、同じものだと思って、以前の書式のまま翻訳に添付してしまいがちです。

 とくに今回のような制度改正があった時の前後は注意して翻訳する必要があります。

 今後の発証日付のルールには特別な取り扱いがあって、興味深いTIPSや注意点がいくつかあるのですが、また機会があれば書きましょう。