翻訳上で韓国語と日本語は良く似た言葉

 韓国語の翻訳を業として行っている中で、やはり韓国語と日本語は文の成り立ちの上で非常に似かよった言語であると、よく感じます。

 文字自体は成立の仕方が全く違うので、ハングルと日本語はお互いに似ても似つかない形状となっていますが、構文上の語順や助詞の使い方がとても良く似ています。
 同じウラルアルタイ語族に属するという説があるそうですが、属するか属さないかという議論さえセットで考えられているようです。

 さらに戸籍においては、手書きやタイプ打ちの横書き除籍の時代までは、もともと日本の戸籍の言い回しを受け継いでいたので、慣れた者にとっては日本語への翻訳が非常に楽です。

 一方で、戸籍翻訳は正答が決まっているので、ネイティブの韓国人の方や朝鮮学校でハングルを学んだだけの方の翻訳では(もちろん、これらの方で戸籍言語に精通している方であれば質の良い翻訳をされるのですが)、単に意味が良く似た言葉の羅列にしかなっていないものもよく見掛けます。
 戸籍翻訳は”意訳”じゃダメなのです。