韓国戸籍の歴史の中で、近代戸籍と呼ばれるべき韓国戸籍制度始まりは1896年です。
韓国戸籍自体は李氏朝鮮時代から既にあったようですが、租庸の賦課を初めとした「国が人民を管理するため」の台帳から、名目的であれ、「国家が保護する利益を(人民に)均しく与えるため」の台帳と規定されたことが近代戸籍と呼ばれるべき要件を備えた韓国戸籍制度の幕開けと言って良い所以です。
その後、朝鮮総督府設置後の1909年に民籍法が制定され、私たち戸籍翻訳者にも馴染みの深い民籍簿となって、精度の高い非常に優れた「身分関係の公証資料」として、自分達の親族の権利を守るための大切な登記簿に生まれ変わったのです。