翻訳戸籍原本取得に来たら韓国パスポートの写真は白と注意されている方がいました

 今日は午後から駐大阪大韓民国総領事館に、帰化した方の日本の戸籍訂正と相続調査に使用する韓国除籍謄本と家族関係証明書のために訪問いたしました。

 ほぼ毎週韓国領事館を訪問しているので、領事館の窓口業務に当たるほとんどの方が少なくとも僕の顔くらいは知って下さっていますので、入り口の受付では特にこちらから「何をしに来ました」と言わなくても、大抵、苦笑いを浮かべて家族関係登録簿関係の番号札を下さるのでサッと通過できるのですが、今日は私の前でパスポート申請される方が少しトラブルとなりかけていて渋滞していました。

 その中で、漏れ聞こえてくる言葉に「背景は白じゃなきゃダメです!」という台詞がありました。

 そう、韓国パスポートの写真は絶対「白一色」じゃないといけません。

 韓国だけじゃなく、台湾のパスポート規格でも「白一色」のみです。
 在大阪台北経済文化弁事処でも、同じように護照申請者が窓口で叱られている場面に出くわした事が何度かあります。

 ところが日本の機械撮り証明写真はほとんどがブルーかグレー。グラデーションになっているものも多いです。
 要するに、白など明度の強い服装でも、黒い服装でも、輪郭がはっきりするように配慮されているのです。最近は写真館で撮っても、グレーのグラデーションが多いです。
 これが韓国や台湾のパスポート規格上そぐわないわけです。

 写真館なら白を指定すればホワイトのロールを下げてくれるでしょうが、機械撮りだと、ほとんどの場合どうしようもありません。

 一番良いのは領事館や大使館に備え付けの写真機を使うことです。
 国際規格に準じていても、背景だけでなく国毎にそれぞれ独自の規格があり、備え付け証明写真機にはその独自規格の注意書きも機械に貼っていますので、写真機に入る前に良く読めば、取り直しさせられて無駄な費用が掛かるリスクも下げられます。

 大阪の韓国領事館には2階に写真機があります。
 在大阪中国総領事館でも写真機の仕様が中国パスポートの規格となっています。中国護照の写真は日本旅券の写真(35×45)とは大きさが違いますから。

 残念ながら大阪の弁事処には証明写真機がありません。
 台湾国籍の方は道を渡った向かいの写真屋さんで「背景白」を指定してください。