韓国語の辞書の並び順
韓国語翻訳の第一歩を歩みだすためには、まず韓国語の辞書をひけなければ始まりません。
日本での国語辞典や漢和辞典で、多くの言葉や文字がどのような順序でならんでいるのかがわからなければ、目的の言葉や文字を探すことができないのと同じように、韓国語においても韓国語の辞書で言葉がどんな順番で並んでいるのかを知っておく必要があります。
日本語におけるカナの場合は五十音そこそこのシンプルな数しかありませんが、韓国語におけるハングルにおいては、理論上は21+18×21+21×27+18×21×27=11,172通りもありますので大変ですね。(母音+子音×母音+母音×パッチム文字+子音×母音×パッチム文字)
韓国語におけるアカサタナは、ハングル初声字母
日本の国語辞書では、まず「アカサタナハマヤラワン」の順番で大きくまとめて、それぞれの中に「アイウエオ」順に並べるという方法を取っています。子音でカテゴリ分けして、その中を母音の順番で並べているわけです。
韓国語の辞書でも、考え方はまったく同じととらえていいでしょう。
まずは、「初声」に使用される子音字母の並びで、大きくカテゴリ分けされます。
韓国語でのその並びは次の通りです。
ㄱ ㄲ ㄴ ㄷ ㄸ ㄹ ㅁ ㅂ ㅃ ㅅ ㅆ ㅇ ㅈ ㅉ ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ
韓国語におけるアイウエオは、ハングル中声字母
初声で分けられた塊の中は、「中声」に使用される母音字母により順番をつけられています。
韓国語でのその並びは次の通りです。
ㅏ ㅐ ㅑ ㅒ ㅓ ㅔ ㅕ ㅖ ㅗ ㅘ ㅙ ㅚ ㅛ ㅜ ㅝ ㅞ ㅟ ㅠ ㅡ ㅢ ㅣ
韓国語辞書はそれだけで終わらない
日本語なら、母音子音のみの単純な組み合わせですので、上記で終わりですが、韓国語はそんなわけにはいきません。
終声、つまりパッチムがあるからです。
韓国語辞書内での並びとしては、初声+中声で終わるハングルに続いて、終声(パッチム)を持つハングルが続きます。
韓国語での終声の並び順は次の通りです。
ㄱ ㄲ ㄳ ㄴ ㄵ ㄶ ㄷ ㄹ ㄺ ㄻ ㄼ ㄽ ㄾ ㄿ ㅀ ㅁ ㅂ ㅄ ㅅ ㅆ ㅇ ㅈ ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ