大正区と大淀区は韓国語に翻訳すると同じハングルになる

 先日、「韓国語翻訳における漢字確定」について、少し書きましたが、そういえば、つい最近も、そのことで手間取った翻訳がありました。

 韓国人の方の基本証明書における出生場所の話です。

 大阪市内には、大淀区と大正区があり、標記の通り、大正区も大淀区も韓国語に翻訳すると同じハングル表記の「대전구」となります。
 カタカナで表現すると「テジョング」です。

 もちろん、大阪市大淀区にしても、大阪市大正区にしても、その後に続く町名が現在も存在する町名であれば問題は無いのですが、ご高齢の方の帰化申請になると、生まれた住所が現在存在しない、ということが日常茶飯事にあります。

 さらに、今回の大淀区などは区自体が消滅しており、またハングル化の際に区名や町名が混同され誤記されていることもよくあり、あるいは、「戸籍整理の時点で住んでいただけ」の住所が出生地とされていることなどもありますので、必死で昭和初期当時から現在にかけての大淀区、淀川区、東淀川区あたりの地名の調査に延々と時間をかけたあげく、大正区の古い地名に該当を見つけ、やっと胸を撫で下ろしたのでありました。

 まあ、このような日には、苦労した分、ビールも旨いのですけどね。

 

参考リンク:韓国語翻訳コムのトップページはこちら。

提供:大阪での帰化は「ASC申請支援センター」にご相談ください。