韓国語の翻訳に携わっていて、たまに感じる、と申しますか、たまにため息が出ることがあります。
韓国語に関わらず、どの言語の翻訳においても言えることでしょうけれど、翻訳というのは原文の文章のみだけで行なうことができない場合が非常に多いことです。
韓国戸籍の翻訳ひとつとっても、ひとつの単語を訳すのに、数時間から数日かかることもあります。
その文章が書かれた時代背景や地方の事情を三次元に調査して初めて、やっと単語の確定ができたということがしばしばあります。
稀にではありますが、2,3日掛けて1ページの翻訳が完成するというようなことさえあります。
しかし、例えば、電算化除籍などでは1ページの翻訳料金は当方の場合たったの2,000円ですから、単語の確定のため歴史書を読むのに2日も掛かろうものなら、時給「数十円」というような仕事になることもあるのです。
ええかっこ申し上げるなら、「えい、やぁ!」で確定してしまうことはできるだけ回避しようと努力してしまう性格がわざわいしているのでしょう。
悪く言えば、石橋を叩いて渡らない、気が小さい性格とも言えます。
でも、だからこそ、何とか過去にあまり問題も起こさずにやってこられたのかもしれません。
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