韓国語の翻訳で常に非常に頭を悩ますのが、漢字確定の問題です。
ハングルは日本のひらがなやカタカナと同様の表音文字です。
また、日本と同じように漢字圏から発展した言語ですので、多くの漢字に対応するハングルが存在します。
しかし、多くのハングルにおいて、対応する「ハングル:漢字」の組み合わせが「1:複数」である、つまり同音異義語が多く存在するため、ハングルで表現された言葉がどのような意味の単語であるのかが確定しづらい場合が出てまいります。
実は「音」だけのことを取り上げて比較すると、ひとつの読みに対する同音異義語の数は、日本語の方が対応する言葉の数が多いそうですが、日本の場合には漢字を併用していますから何の問題もありません。
しかし、韓国においては原則、カタカナやひらがなと同じ表音文字であるハングルのみで表記されているわけですから、文脈のみから判断していかなければならないわけです。
複数の候補があって、どの候補でも意味が通じてしまうという場合には、文脈を考えても確定できないということもあります。
さらに、固有名詞の場合には、文脈などは関係ありませんから、もっとやっかいです。
地名であれば、地図や歴史文献をたよりに調査が可能な場合がありますが、人名、それも市井の方の名前となれば、過去の除籍や日韓の届出書などの公的記録をもとに慎重に確定をしていく必要があるのです。
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